nagiosはソースに、nagios.specが用意されているため、簡単にrpmを作成することができます。
事前準備
rpmを作成するには以下のディレクトリを用意する必要があります。作成する場所はどこでも良いです。(よく目にするのは /home/rpm以下とする例。ここでは/usr/local/src/rpm以下となります)
$ cd /usr/local/src
$ mkdir -p rpm/BUILD rpm/RPMS rpm/SOURCES rpm/SPECS rpm/SRPMS
また、この作業ディレクトリの場所を ~/.rpmmacros にて指定する必要があります。
$ vi ~/.rpmmacros
%_topdir /usr/local/src/rpm
rpmの作成には rpmbuild コマンドを利用します。無ければ yum からインストールします。
$ su
# yum install rpm-build
# exit
ソースとspecファイルの準備
specファイルはnagiosのソース内に用意されています。そのspecファイルをSPECディレクトリに設置します。ソースのtar.gzはSOURCESディレクトリに設置します。
$ cd /usr/local/src/
$ tar xfvz nagios-3.0.3.tar.gz
$ cp nagios-3.0.3/nagios.spec rpm/SPECS/
$ cp nagios-3.0.3.tar.gz rpm/SOURCES/
ビルド
rpmbuildでできあがり。specファイルがあれば、とっても簡単です。
$ rpmbuild -bb rpm/SPECS/nagios.spec
........
RPMSディレクトリ以下にrpmファイルができあがります。
$ ls rpm/RPMS/i386/
nagios-3.0.3-1.fc4.test.i386.rpm
nagios-www-3.0.3-1.fc4.test.i386.rpm
nagios-devel-3.0.3-1.fc4.test.i386.rpm